「もし会社をクビになったら、自分はどうなるんだろう」——マレーシアでEmployment Pass(就労ビザ)を持って働く人にとって、これほど聞きにくい質問はありません。同じ会社の同僚に「もし解雇されたら」と聞くこと自体が、気まずさを伴います。この記事は個別の法的助言ではありません。ご自身の状況の判断は、必ず移民局(Immigration Department of Malaysia)や専門家にご確認ください。
知っておきたい大前提:ビザは雇用主とセット
マレーシアのEmployment Passは、雇用主が申請・保証する形で発行されるとされています。つまり、雇用契約が終了すると、そのビザも効力を失う仕組みになっているとされています。日本の在留資格のように「仕事を辞めても一定期間は在留資格が残る」という感覚とは異なる部分です。
一般的に報道されている流れ
- 雇用が終了すると、雇用主が就労ビザのキャンセル手続きを行うとされています。
- 転職する場合は、いったんビザがキャンセルされた状態を経て、新しい雇用主が新規にビザを申請する必要があるとされています。
- 退職・転職にあたっては、LHDN(内国歳入庁)への「タックスクリアランス」(納税に関する清算手続き)が必要になるとされています。これは、最後の給与の受け取りや、退職手続きの完了に関わる可能性があるとされています。
具体的な猶予期間や手続きの日数は、情報源によって記載が異なり、個別の状況にも左右されるため、この記事では明記しません。
知っておきたい3つのポイント
- 転職先が決まっていても、ビザの空白期間が生じうる:前職のビザキャンセルと新しいビザの承認には、一定の時間がかかるとされています。
- タックスクリアランスは早めに動くべき手続き:退職が決まったら、雇用主やLHDNへの確認を早めに始めることが望ましいとされています。
- 転職・退職の意思決定は、ビザの仕組みとセットで考える必要がある:日本のように「まず辞めてから考える」がそのまま通用しない可能性があります。
この記事でお伝えできないこと
- ご自身の具体的な猶予期間や手続きの流れ
- 会社都合・自己都合など、状況ごとの違い
- タックスクリアランスの具体的な必要書類や日数
これらは個別の雇用契約やビザの種類によって異なるため、必ず移民局、雇用主の人事担当、または移民法に詳しい専門家にご確認ください。
よくある質問
Q. マレーシアで仕事を辞めたら、すぐに国を出ないといけませんか? A. 状況によります。雇用終了に伴いビザの効力がなくなるとされていますが、具体的な猶予や手続きは個別の状況により異なります。早めに雇用主の人事担当や移民局に確認することをおすすめします。
まとめ
- Employment Passは雇用主とセットで、雇用が終わるとビザの効力もなくなるとされている
- 転職にはビザの空白期間が生じうる
- タックスクリアランス(LHDNへの納税清算)は退職手続きに関わる可能性があり、早めの確認が望ましい
- 個別の判断は必ず移民局や専門家に確認する
不安を一人で抱えているとき
「今の状況で何を確認すればいいか分からない」というとき、情報の整理について日本語でLOCAL SIDEに相談することもできます。ただし、ビザや雇用契約に関する法的な判断は、専門家にご相談ください。